まきクラブ藤野

2010年の活動開始以来、あれこれやることを広げてきた森部ですが、またまた活動の幅が広がります。今回、2016年冬に立ち上がった“地域の薪の自給に向けたプロジェクト”をサポートすることになりました。森の資源を暖房エネルギーに変えるという目標を達成すべく、プロジェクトメンバーで薪割り機を共同購入。そして、その資金の一部を森部より提供することになりました。プロジェクトメンバーの薪ストーブユーザーは、地域の薪で暖房エネルギー得られるようになります。そして森部としては、その活動をサポートすると共に、薪の販売に向けても始動!メンバー以外の薪ストーブユーザーにも薪を調達し、地域のバイオマスエネルギー循環を目指します!
以下、「Makikura まきクラブ藤野」のストーリーです。
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2016年の冬、志を持った四家族が集まる。

新築の際に、薪ストーブを導入したはいいが、肝心の燃料である薪をどう調達したらよいか?いろんな調達ルートはあるものの、「買うのは悔しい!」とある家族。この発言は、近くの森に資源が溢れているのに有効活用されていない状況を物語る。

日本の森は荒れている。この事実が一般に知られていないことも驚きだが、薪ユーザーにとっては森の整備は深刻な課題だ。燃料を森から仕入れる立場である以上、森に優しい形で、かつ近隣の山から調達する、と言うのが理想である。でも、理想に近づくのはちょっと遠い道のり。一人だけでは難しい。

じゃあチームでやろうじゃないか!と四家族が集結。一番長い家族で5年間、薪ストーブを所有している。これまで一家族ではできなかった、高額の機械の購入や、薪を得るまでの大変な作業を、皆で一緒にやることで実現できる!暖房エネルギーの自給生活に向けて、さあ突っ走るぞ!

冬には薪ストーブが、その家の主たる暖房機器として稼働するので、メンバーの責任は重大だ。薪割り機も購入した!プロジェクトメンバーも揃った!さあ、安心して薪を燃やせるようにチームメンバー、そしてサポートメンバー一丸となって頑張るぞ!
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3/25(土)春の間伐体験

3月25日(土)、二人の勇敢な男達が、きらめき間伐を実施!一人は伐採経験自体は豊富だったのですが、実は二人とも、皮をむいた木を伐り倒すのは初めて!噂には聞いてましたが、天然乾燥された木は想像以上に軽くてなかなか自重で倒れません。すぐに周りの枝に引っかかってしまいます。悪戦苦闘の末、何とか3本ほど切り倒しました。まだ裸身をさらしてたまま「早く伐り倒してくれ~」と叫んでいる木達がいますので、次回はしっかりコツを学んで再挑戦します。
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ちなみに、このフィールドで以前は里芋やカボチャ等、色々植え付けてみましたが、日照不足だったりシシ神様のお供えになったりと、なかなか人間の口に入りませんでした。そこで、今年は試しにミョウガを植え付けてみました。ミョウガは日陰の湿った土地を好みます。しかも、イノシシからもサルからもノーマーク!これなら、林床でも育ってくれるかのう?育ってくれるとええのう。
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12/4ふじの自然学校レポート~みらいにつながるプラン作り~

この日、午前中は地震災害時の避難所運営の訓練のため自分の住む地域の自治会関係の代表者の一人として参加しました。避難者名簿作成に始まり、煙体験、起震車体験、炊き出し訓練(私は食べるだけ)、などなどなかなか普段は体験できないことばかりでした。

のっけから余談でしたが、本題です。

「未来につながるプラン作り」

今年で3年目を迎えるなぐら談会と森部の共同企画。昨年までは12月に一回のみでしたが、今年は7月の整備に続いて、8月のBBQ(要は飲み会)があり、ここまでかなり整備が進みました。

実はここまでを整備の第1期として設定し、今後の整備計画の青写真を描くように依頼があり、作成して山主さんに提出させていただきました。内容の修正は一部必要なものの、大筋合意していただき、今後の作業への弾みがつきました。その内容は後日共有させて頂きます。

そして今回の計画には多くの友人達のアイデアが盛り込まれました。改めて、森への思いを強く持ってくださるそんな友人達の存在に支えられた活動だと実感しました。また、プラン中ではイラストレータの友人達のイラストを作業イメージ図として、そして最終イメージとして使っています。友人パワーフル活用プランとなっています。乞うご期待!!

「空が広くなった」
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さて、当日の作業は午前中から高所作業車による道沿いの広葉樹の枝打ち作業を始めていて、私含めた森部のメンバーは午後から参加。私以外で3名が集い、皆さまにはざっと森部の説明をしたあとは、作業へどっぷり浸かる、といういつもの森部方式(笑)で作業を始めました。皆さん空気を読んで(笑)黙々と作業して下さいました。

おじさまたちの大活躍の場、枝打ち班は高所作業車を操り、チェーンソーを高所で慎重に扱いながらの気を使う作業。普段からお仕事としてもやっていらっしゃる方々のプロフェッショナルなお仕事によって、道沿いで気になっていたケヤキの大木を中心に枝打ちがかなり進みました。空が広くなった、と純粋に感じた今回の作業でした。そして、これまた普段も交通整理の仕事をされている地域の皆様のご協力でスムーズに進みました。事故もなく、落ちた枝なども順次片付けられ、作業のあとの道路はなにも無かったかのよう片付いていました。

「二つ目の道」

森部班がお手伝いしたのは道作り。これは計画にも入れたことを早くも作業プランに入れて頂いたお蔭です。
さて、道路沿いからの入口部分にはヒノキの大木が二本あったのですが、これを地元の山師さんが伐採する、ということでプロの技を身近で拝見することが出来る機会になりました。それにしてもおじ樣方のこのプロを含む多くの方々の動員力にはいつも舌を巻く想いです。

以前作った一本目の道は急な坂で、そこに階段をつけましたが、今回は緩やかに降りることが出来る道を作っているので、皆さまが足腰弱くなっても山に入れる!(笑)ということで皆さん意気込んで作業されていました。

「子どもの笑顔が見られる場所へ」

来年にも作業を継続して林内へのアプローチをもう一つ確保したいと思っています。その先は、林内の半分まで終わった林床の整理。刈って折り重なった草木を片付けて風通しを良くすること。少しずつ子どもが遊べる場作りへの道が進んでいる気がしてきました。

プラン実現に向けて、皆さんと共に、森を感じ、森で遊び、そして森から何か学ぶことが出来ればと思っています。次回もぜひご一緒しましょう。

自伐型林業フォーラムレポート

12月4日(日)、今年最後のふじの自然学校として、地域の皆さんと一緒に名倉の森の整備を実施しました。

一方、森部メンバーBは同日に新宿で開催された、“地球の仕事大學”、“NPO法人自伐型林業推進協会”、“日本自動ドア株式会社”の共済イベント「自伐型林業フォーラム」に行ってきました。

自伐型林業とは、その名の通り、自分の持ち山を自分で伐採する林業のことです。
まずは自伐型林業推進協会代表の中嶋健造さんのレクチャー。
関西弁の軽妙なトークで、日本の林業が補助金で成立している話や、森林・林業再生プラン実施後も林業従事者が減少している話など、具体的な数値を挙げて次々と衝撃的な日本の林業の実態が明かされます。

現在の山林は所有と林業経営が分離された状態で、山林所有者は林業をせず、森林組合などに施業委託するのが一般的です。
委託を受けた業者は、50年程度の短伐期で皆伐、再造林する林業が主流ですが、林価の下落した現在、短伐期では全く採算が合わなくなってしまいました。
所有と経営の分離・短伐期施業とも、戦後、政策的に進められてきたのですが、自分で山に入ることもなく、伐採してもお金にならないでは、山林所有者は森林への知識も意欲も失ってしまいます。

また、近年は政策的に高性能林業機械が導入されてきたことも手伝い、業者は採算を取るため、施業単位の生産量、生産性を追求せざるを得ません。
更に、搬出量が増えるほど補助金が増える仕組なので、山林にバカでかい道を入れて一気に伐り出す短伐期皆伐施業になりがちです。
これでは、土砂流出や森林の荒廃を招く、中嶋さんによれば投機的な「狩猟型林業」になってしまいます。
こんな話を聞いて聴衆が「こらもうあきまへんな」と思った所で、解決策として提示されるのが、自伐型林業!
森林組合などに委託するのではなく、山主さん自身が自分の山を管理する自立・自営型の林業です。

高性能林業機械を用いた大規模経営に対し、小型機械による小規模経営。短伐期皆伐施業に対し、長伐期択伐施業。
…と、国の進めてきた林業の真逆の林業ですが、更に儲けが出るというのだから、結果も真逆。
そして、自分の山だから子々孫々まで利益が出続けるよう大事に活用するので、環境保全型の持続的林業になります。
従来の中山間地の振興策は農業中心の上、農林業が分離していました。
現行収入の少ない農業や観光業ではなく、自伐林業を主業に立てた兼業経営が地域再生のカギになるとのことです。

聞いているといいことずくめの自伐型林業ですが、ユンボを操って林道整備したり、その林道まで材を運んで搬出したり、技術も知識も初期投資も必要で、何より、自分の持ち山がなければ山を入手したり借りたりしたりするところから始める必要があります。
個人で全てを賄うのはそれなりに大変ですが、色んな人達がそれぞれの技や資産を持ち寄れば出来そうな気も。
山をくれる人とか、ユンボをくれる人とか、それを自在に操ってくれる人とか、いたら是非自伐型林業やりましょう。

10/16 ふじの自然学校 里山整備講座&近未来森会議レポート~大豊作???の巻~

10月16日(日)の自然学校、午前中は水脈整備!
9月からの長~い雨で流されて、沢の出口のU字溝手前にたまってしまった土砂を取り除きました。
出口を掃除するだけで、随分水が通るようになります。
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そして、今度は草刈り・・・・。
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と見せかけて、実は稲刈りだったんです。
前半は調子のよかった稲ですが、後半、草の勢いも凄く、草刈りの手が追いつかずに、草に負けてしまいました。
川の中の砂金を探すように、草に埋もれた稲を探し出し、稲穂を刈り取っていきます。
それでも、昨年に比べれば、倍以上の収穫量!
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ほら。こんなに採れました…って、まさかこれで全部?
去年どんだけ採れなかったんだ?という声はほっといて、イノシシの侵入にも雑草にも負けず、収穫できるまで育ってくれたことに感謝です。

この日の午後は、「近未来森会議」ということで、名倉フィールドの森の話を中心に、近未来の森をどうするかを話し合いました。
メンバーそれぞれの様々な野望が渦巻き、楽しい会議となりました。
藤野の森の今後がますます楽しみです。