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10/25自然学校報告~チェーンソー初級講座の巻~

この日の自然学校は「チェーンソー初級者講座」。
薪ストーブユーザーで、日頃からチェーンソーを駆使している森部ブチョーMを中心に、チェーンソー初心者向けの講座を行いました。ブチョー含め、この日の森部メンバー3名はいずれも夏に行われたKOA森林塾のチェーンソー講習の受講者。メンバー自身の復習もかねて、チェーンソーを使った森の手入れを行いました。

この日の参加者の中にはチェーンソーと言うと、「13日の金曜日」のジェーソンを思い浮かべる方もいましたが、チェーンソーは使い方によっては人を殺めかねない危険な道具。免許なしで扱える機械の中では、もっとも危険な代物です。さんざん参加者をビビらせて、危機意識を持ってもらった後、まずはブチョー宅のある名倉の栗林で、枯れた栗の樹を切ってみました。
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まずは倒木で玉切りの練習から。続いて、枯れた木を抜倒していきます。幹も枝も曲がりくねっていて重心が分かり辛く、難易度が高いのが広葉樹です。なかなか狙った方向に倒れず、他の樹にひっかかって苦労しました。

続いて午後からは、いつもの関野フィールドで、スギの間伐実習。KOA森林塾で習った手法を使って抜倒方向を定め、チェーンソーを入れて「受け口」を作ります。次に追い口を入れ、状況に応じてクサビも入れながら、切り倒して行きました。
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倒れゆく樹に感謝の念を抱き、厳粛な気持ちは保ちつつも、やはり大木が倒れていく様には参加者一同大興奮です。
狙いと少々ずれることもありましたが、大きな失敗はなく全員見事に切り倒すことができました。森部メンバーで、歴史学者なのに何故か本格的な林業道具を揃えつつあるSは「追いヅル伐り」の見事な技を披露してくれました。
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伐採が終わった参加者は水脈整備。前回整備した沢の上流部で、土砂や流木の掃除をし、空気通しを改善ました。
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10/11自然学校報告~山主さんの稲刈りして、たらふく食うの巻~

台風後のこの日、まずは水脈の状況確認。
誰ですか?この丸い管は!?
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自然の沢とコンクリートのU字溝との接続部にヒューム管が出現しました。
ヒュームさん、お初にお目にかかります。
この大雨で、ヒューム管の上に堆積していた土砂が流されたようです。しかし、以前は土砂が雨で下流に流されても、更に上から供給され、土砂の量は減りませんでした。
前回の講座でも矢野さんが言及されていましたが、水脈整備の効果で上流からの土砂の供給量が減っているのかもしれません。上のU字溝の無意味さが強調されて、ますますシュールです。水は「わしゃもっと下を流れたいんじゃ」と言いたいんでしょうか。沢が本来の姿を取り戻そうとしているようにも見えます。

その後、いつものフィールドの下流部で田んぼを営まれる山主さんの稲刈りのお手伝いをしました。
コンバインで束ねた稲を鉄柱に干していきます。
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森部以外にも、藤野のアーティストさん達の活躍もあり、昼飯前に作業終了。
労働の後は、昼食会です。山主さんの計らいで、藤野の一流シェフ達の共演による饗宴が実現。
地場の野菜や雑穀などをふんだんに活用した独創性あふれる豪華で美味しい料理でした。
ごちそうさまでした。
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たらふく食った後、気がつくと人数が減ってしまいましたが、残った精鋭達で再び水脈整備です。
しばらく整備をしていなかった上流部では、土砂が溜まってドブのような臭いが発生している場所もありました。
そんな場所では土砂や倒木を移植ゴテや剣スコップで取り除く、いつもの作業。
しかし、それほど大きな詰まりはなく、暗くなる前に作業を終えることができました。
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9/26ふじの自然学校報告~草を刈り、枝を敷き詰めて空気を通す~

今回のポイント
「作物が呼吸していることを考えなくなってしまった農業」
「木の枝は鉄筋コンクリートの鉄筋」


この日は、5月以来の久々の矢野さん講座。
フィールドの下に位置する水路には、夏の間に伸びたクズなどの雑草がはびこっていたので、最初に草刈をしました。その後はいつものように、フィールドの沢の入口にあたる高速の橋の下から観察していきました。
この夏は森部メンバーも忙しく、殆ど水脈のメンテナンスができていなかった状態ですが、沢の詰まりの状態はどうでしょう?何度か大雨もありましたが、2本の沢と中央高速道からの水が合流し、土砂が堆積していた個所は、以前に比べ土砂の流れ込む量が減っているようです。
沢がコンクリートの水路に接続する手間の個所では、以前、堆積した土砂を掃除する際、ただ脇に土をどかすのではなく、水の流れを意識して、水の道を作るように土を置いていきました。水の道を作った部分にはトグロを巻いたような跡がついていました。この跡は、その場所で水が還流し、水の勢いが弱まっている証拠です。
続いて、沢の詰まりをチェックしながら、沢を上に登って行きました。ここ数カ月メンテナンスができなかった割には、詰まりもひどくなく、これまでの水脈整備の成果が出ていることが感じられます。しかし、やはりところどころに土砂が堆積し、流れが悪くなっている個所がありました。土砂の詰まった部分は、移植ゴテや剣スコップを使って「枝葉と石を組み合わせた上に土を置くことで、空気と水を通りやすくする」「水が蛇行するように石を置く」など、水の流れを意識しながら、沢の掃除をしていきました。夏に孵化したサワガニの子ども達が一人立ちしたのか、沢の中には小さなサワガニがたくさん歩いていました。
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続いては、フィールド全体と、畑の草刈です。「農業は農学が進むほど、作物が呼吸していることを考えなくなってしまいました」という矢野さんが重視するのは、ここでもやはり空気通しです。畑の草を刈る時は、刈った場所の土が硬くならないよう、刈り草を敷いていきます。土が硬くなってしまうと、作物は呼吸が出来ないからです。畝の溝部分には作物はありませんが、空気を通すことを意識し、特にしっかり草を刈ります。
整備を始める前、フィールド全体にはササが生い茂っていたのですが、現在は柔らかい草が多くなり、刈りやすくなりました。この日使った草刈機の刃はナイロンコードです。金属の円盤ではなく、ナイロン製の紐を回転させることで草を借ります。ナイロンコードは金属の刃より安全性が高く、障害物のある場所でも刈りやすいのですが、硬い草は刈れません。この刃で草が刈れるということは、空気が通るようになり、草が軟らかくなっているということです。

最後に、フィールドで伐採した木を土留めと杭に使って、最近崩れつつあった道の補修作業を行いました。道脇に丸太の土留めを置いて杭で止め、番線で巻いてしっかり固定します。矢野さんによれば「木の枝は鉄筋コンクリートの鉄筋」です。矢野さんが畝や道の整備をする時に作るのは「かまぼこ型」。人間はすぐに平らにしたがりますが、曲線を作った方が空気が通りやすく、空気と水を通した方が、長い目で見ると崩れずに安定します。土留めの設置が済むと、仕上げに丸太の隙間に枝を詰め、足で踏んでいきました。丸太だけだと水が浸透できず、土がしまってきますが、枝を組み入れることで、空気と水が通るようになるのです。
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最後に集まっての感想をシェア。今回が初参加の方も何人かおられましたが、「頭だけでなく、体で理解したい」「生態系と言っても、せいぜい虫くらいまでしか意識していなかったが、初めて地面の下に意識が向いた」といった感想を頂きました。
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