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4/27~28 第3回ふじの自然学校レポート ~大変!相模湾が泥だらけ!の巻~

今回はふじの自然学校「いのちめぐる風土の再生塾」初の2日連続講座。
初日は上野原市にある矢野さんの事務所での座学です。遅い開始のため、腹が減っては何とやらで、夕食からスタートという斬新なプログラム構成です。お腹を満たした後、参加者の自己紹介。およそ半数は地元住民ですが、都内はもちろん、千葉や愛知など、遠方からの参加者もいて、バックグラウンドも様々。パーマカルチャーやランドスケープデザインなど、興味深い活動をしている方達もいました。

そして、いよいよ矢野さんの講座。今回初参加の方も多かったので、まずは矢野理論の概説を復習しました。
この日ちょうど大島の仕事から戻ってきたという矢野さん。上空から見た、藤野のフィールドの水脈が行き着く相模湾について「湾の岸に沿って泥水が澱(おり)をなすように広がっていました」と、目で見て確認できるまでに変化してしまった湾の様子を伝えてくれました。これは相模川に限ったことではなく全国津々浦々で生じていることで、残念ながら日本列島そのものが国土開発によって泥水の流出する空間に変わっているのです。衝撃の事実に恐怖する参加者(?)。
zagaku.jpg

一体日本の自然はどうなってしまうんでしょう!でも、我々にも出来ることはあるのです。それが学べるのがこの講座のよいところですね。
続いて矢野さんが環境再生に関わっておられる山林や住居の事例を見ていきました。
沖縄の事例は、元々スダジイが生い茂っていたにも関わらず、農地整備のための土木工事で木が枯れ、赤土がむき出しになってしまった山林。U字側溝を外して空気が通るようにしただけで、斜面に植物が再生していきました。埼玉の住居の事例では、庭に貼られたコンクリートの一部を壊して母材として使い、その上に木の枝葉を組み込んで空気が通るようにしました。これによって、庭に植物が育つようになりました。下に無機物、上に生物を組み合わせたこの手法では、自然の風化の過程が再現されています。
シンプルな工事で環境が甦ることに驚くと同時に、壊されてしまった自然も、まだ元に戻せるのではないかと希望が湧いてきます。ただし、我々に残された時間はそれほど多くはありません。衰退した流域で地震や豪雨が起きれば、大規模な災害を引き起こしますが、既に各地で目に見える影響が出てきています。また、生物達が住めない環境も広がっています。ヤンバルを訪れた矢野さんが、ふるまわれた魚介類の豊富さに驚くと、地元の人から魚介類がかつての10分の1以下に減ってしまったことを告げられたそうです。「これまでに人間がやってきたことから90度以上方向を変えないと絶対に元には戻せません」と矢野さん。質疑応答をしながら講義は続き、夜は更けていきました。
2日目の実践講座報告に続く
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