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9/29ふじの自然学校報告~草を刈って風を通すの巻~

まず、先日の台風で、高速の橋脚下の周りがどんな影響を受けているかを観察。橋脚下の斜面からは、現在も土砂が流れ出しているのですが、前回、道と斜面との境界部分を30cmほど掘ったことで、以前よりも土ボコリが減りました。矢野さんによれば、空気の循環ができたことで、ホコリが土の中に入り込み、周りの土とくっついて粒になり(団粒化して)、消えていったとのことです。側溝の部分には、先日の台風の影響で土砂が流れてきてはいますが、以前のような重たく湿った土ではなく、サラッとした軽い土に変化しています。

講座は草刈からスタート。草は闇雲に刈ればいいわけではありません。草や枝葉を刈ることで、高木と中木の境界、中木と低木の境界、草と地面の境界、それぞれの層の間に風が通るようにしていきます。それぞれの層を刈る際、矢野さんは「ヒヨヒヨしている(風でそよぐ)部分を刈っていきます」と表現します。風で揺れる不安定な部分を刈っていくことで、植物を支えている根は負担が減って楽になり、細根化していくそうです。環境が悪化すると、植物の根が蔓延り、そこの植生はヤブになってしまいますが、根こそぎ刈らなくても、空気通しを意識した草刈りで環境が改善できるのです。
聞くと何となくそんなものかと思いますが、果たしてどこがヒヨヒヨしているのか、という見極めがなかなか難しいところです。
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魚網設置後、田んぼにイノシシは出ていない様子で、稲穂は無事に育ちつつあります。電気が流れているわけでもないのに、すごい効果です!
しかし台風で倒れた稲は、そのまま起き上がれずにいます。今回、田んぼの周りの溝の詰まりを改善したことで、元気になってくれるでしょうか。
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草刈とササ藪刈りでフィールド全体の空気通しを改善しながら、同時に橋脚下の掃除もしていきました。ここで、矢野さんのお掃除講座。矢野さんが道路に積もった泥を竹箒で掃いたのですが、さすがに箒の使い方一つとっても只者ではありません。習字の筆のイメージで、掃き上げる際に箒の先がはねないように使います。コンクリートに積もった泥を掃く時は、泥や落ち葉を全部きれいに外に掃き出す様にしがちですが、それでは掃き過ぎです。「人間の作った道のラインにこだわって、無理に押すから押し返されるんです」と矢野さん。道の脇に積もった落ち葉や小石が、流れ出る泥を止めてくれるので、そのラインを見極めて掃くようにしましょう。
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続いて、沢がコンクリートの側溝に接続する手前の部分で、杭を斜めに打ちつけ、流れを蛇行させて、土砂の流出を抑える工夫をしました。自然の流れのように屈曲させることで、水の力を抑えるのです。

作業の後は、これまでの講座を通じて、環境がどんな風に変わったのかを見ていきました。7月に見た時には、ヘドロが溜まってドブの臭いがしていた部分の土が、すっかりきれいになっていて、団粒が出来たサラッとした土になっています。周囲ではたくさんの木が枯れ、沢の中に倒れ込んでいましたが、これで植物達もしっかりと根を張ってくれるでしょう。一度枝が垂れ下がった後で、上向きになっているスギが目立ちます。これも矢野さんによれば、木が元気を回復している証。草刈りやササ藪刈り、沢の詰まりの除去、溝堀りといった作業を通じて空気通しが改善された成果が、あちこちに出てきています。
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